たった一人の親友へ〜another story〜
海の匂いがする
潮風の匂いが俺の心を安らかにする
砂浜の上で小さくうずくまっている女の子が見えた
俺はその子に向かって足を進める
俺の足跡によほど驚いたのだろうか
俺の姿を見た瞬間
あまりにも瞳から涙が溢れるから
どうしたって君に触れたくなった
「驚いただろー(笑)」
さらに溢れ出す滴
「やっぱここだと思ったよ。お前声変だったし。
俺に嘘は通用しませーん。」
「ごめんね。翔
朝…朝ね
ゆいちゃんが来たの…
あたしたちのこと誤解して帰っちゃって…
ごめん
言うタイミング逃しちゃって…」
「なーんだ。
そんなことで悩んでたのかよー
ゆいなら大丈夫だよ。」
さなは優しすぎるんだ
俺なんかもっと汚い欲望の渦に君を巻き込もうとしてるのに
「だめだよ。
女の子ってすぐそういうこと気にするんだから」
「大丈夫だって。
じゃぁ、後でゆいに俺から言っとくから…心配すんな!
お前本当いいやつだな(笑)」
そう言うとさなは
少し首を横に振って
優しく微笑んだ
潮風の匂いが俺の心を安らかにする
砂浜の上で小さくうずくまっている女の子が見えた
俺はその子に向かって足を進める
俺の足跡によほど驚いたのだろうか
俺の姿を見た瞬間
あまりにも瞳から涙が溢れるから
どうしたって君に触れたくなった
「驚いただろー(笑)」
さらに溢れ出す滴
「やっぱここだと思ったよ。お前声変だったし。
俺に嘘は通用しませーん。」
「ごめんね。翔
朝…朝ね
ゆいちゃんが来たの…
あたしたちのこと誤解して帰っちゃって…
ごめん
言うタイミング逃しちゃって…」
「なーんだ。
そんなことで悩んでたのかよー
ゆいなら大丈夫だよ。」
さなは優しすぎるんだ
俺なんかもっと汚い欲望の渦に君を巻き込もうとしてるのに
「だめだよ。
女の子ってすぐそういうこと気にするんだから」
「大丈夫だって。
じゃぁ、後でゆいに俺から言っとくから…心配すんな!
お前本当いいやつだな(笑)」
そう言うとさなは
少し首を横に振って
優しく微笑んだ