たった一人の親友へ〜another story〜
遠足当日


俺は柄にもなく朝からウキウキしてて


睡眠時間、二時間


楽しみすぎて


寝れなかった


そんないつもとは違う俺


学校に着くとまださなは来てなくて


早く来ないかな〜?なんて思ってる自分


これじゃぁただの恋する乙女じゃん!って自分自身につっこみをいれていると


「おはよー!」


和歌子の大音量の声に、一瞬にして現実に戻された


目の前には遠慮がちに小さく微笑むさながいて


一瞬にして顔が熱くなるのが分かった


さなと目が合う


「おはよ。」


それを隠すかのように、そっけなく挨拶をすると


さなはにっこり笑って


「おはよ」


と返した
< 16 / 220 >

この作品をシェア

pagetop