たった一人の親友へ〜another story〜
「でも本当無事でよかった。
母さん、俺さ
実家戻るよ。
今まで心配かけた分親孝行するからさ。」
母は俺をじっと見て
小さく首を横にふった
「いいの。
お母さんのために翔が無理することないの。
強がりじゃないのよ。
本当に心からそう思うの。」
「何言ってんだよ。
無理なんかしてないよ。
元はと言えば本当の俺の家はあそこなんだし。
いるのが当たり前なんだから。」
母は少し悲しそうな表情をして
俺に言った
「翔は小さい頃からそうだったね。
辛くても苦しくても、決して私には弱音を吐かなかった。
でももういいのよ。
そんなに無理しなくて。
私は大丈夫だから」
「でもっ・・・」
「その代わり一つお願い。
一週間に一度は顔見せて。
最初はそれだけでいいから。
それで翔が本当に大丈夫って思ったら・・・
そしたらまた前みたいに三人でやり直そう」
「そんなこと・・・」
「ありがとう。翔。
こんな機会だから言うけど。
あなたには私のせいでいっぱい我慢させたわね?
これからは自分の意志で動きなさい。
私のことは気にしなくていいから。
ね?
翔」
「・・・・。
うん」
母はきっと俺のことを想って
俺のことを考えてこんなこと言ったんだろう
でもさ
やっぱりちょっと寂しいって思っちゃう自分がいて
こんなこと思う自分は
まだ母親離れできてないのかな、なんて
本気で思った
母さん、俺さ
実家戻るよ。
今まで心配かけた分親孝行するからさ。」
母は俺をじっと見て
小さく首を横にふった
「いいの。
お母さんのために翔が無理することないの。
強がりじゃないのよ。
本当に心からそう思うの。」
「何言ってんだよ。
無理なんかしてないよ。
元はと言えば本当の俺の家はあそこなんだし。
いるのが当たり前なんだから。」
母は少し悲しそうな表情をして
俺に言った
「翔は小さい頃からそうだったね。
辛くても苦しくても、決して私には弱音を吐かなかった。
でももういいのよ。
そんなに無理しなくて。
私は大丈夫だから」
「でもっ・・・」
「その代わり一つお願い。
一週間に一度は顔見せて。
最初はそれだけでいいから。
それで翔が本当に大丈夫って思ったら・・・
そしたらまた前みたいに三人でやり直そう」
「そんなこと・・・」
「ありがとう。翔。
こんな機会だから言うけど。
あなたには私のせいでいっぱい我慢させたわね?
これからは自分の意志で動きなさい。
私のことは気にしなくていいから。
ね?
翔」
「・・・・。
うん」
母はきっと俺のことを想って
俺のことを考えてこんなこと言ったんだろう
でもさ
やっぱりちょっと寂しいって思っちゃう自分がいて
こんなこと思う自分は
まだ母親離れできてないのかな、なんて
本気で思った