たった一人の親友へ〜another story〜
1週間後


本命大学の合格発表日


結果は見事合格だった


あまりにも嬉しくて


即効実家に電話


母は電話越しに喜びの声をあげ


義父はおめでとう、と一言


そう言ってくれた




携帯の着信音が鳴る


さな専用の着メロ


「翔?
あたし受かったよ。
本命の大学!
受かったの!!!!」


「まじ!?
じゃぁダブルお祝いってことで・・・
ちょっと待ってて!」


すぐに電話を切って
準備を始める


大きな大きなチョコレートケーキ


さなの大好きなそれを持って
俺はさなの家に向かう


20分後
さなは驚いた顔で俺を見つめ
それからすぐに涙目になって


「翔の馬鹿・・・・」って言いながら
俺に抱きついた




なぁさな


全部全部君のためなんだ


俺の気持ち全部


隅から隅まで


君に伝わればいいのに




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