たった一人の親友へ〜another story〜
「翔!」


いつも聞き慣れた声が公園に響く


「ごめんな。
こんな遅くに呼び出しちゃって。」


「全然いいよー。」


そう言ってゆいは優しく笑った


“話しがある”


そう言って俺はゆいをこの公園に呼び出した


「で?
話しって?」


ゆいが不安そうに俺を見つめ


下を向く




言わなきゃ


伝えなくちゃ


そう思うほどに何から話していいか分かんなくなって


心に問いかける


さっき決めたじゃないかと


言わなくちゃ前に進まないんだと





「あのさ・・・」
< 185 / 220 >

この作品をシェア

pagetop