たった一人の親友へ〜another story〜
二人で水かけあって


砂浜を走って


3月の寒い冬にこんなことしてる俺らって


本当馬鹿だよな、なんて笑い合って


極めつけに


貝殻に“愛しの翔ちゃんから!第三弾☆”って書いて


さなに三個目の貝殻をプレゼントした




その日は本当に本当に楽しくて


時間が止まってほしいなんて思うくらい


この一瞬一瞬が一生続けばいいと思った




いつの間にか真っ暗になった空


都会では見れない星空が広がっている


満月を見つけてはしゃぐさな




二人で手をつないで


静かに空を見つめた






なぁさな


好きだよ


誰よりも


君は


俺にとって本当に大切な女の子なんだ


本当に本当に


俺に出会ってくれて


ありがとう


今心の底から


そう言えるよ
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