たった一人の親友へ〜another story〜
始まり、そして出会い
冷たい目をしたやつだな、と思った


ガキのくせに化粧して


他のやつより目立って


他人を自分の思い通りにしようとしてるやつ


俺が1番嫌いなタイプだ


だから初対面でこう言ってやったんだ


“お前そんなに目の上黒くして何が楽しいの?”って


案の定彼女は綺麗な形をした眉にキッとしわを寄せ


俺を睨んでその場を離れた


何でだろう


その瞬間すごくどきっとした


別に一目惚れとかじゃないけど


こいつと仲良くなりたいって


ただ単純にそう思ったんだ
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