たった一人の親友へ〜another story〜
朝の四時
少し眠いことは当たり前のことだと思っていた
さなも俺もそんなこと不安にさえ感じていなかったし
俺としては早く事務所に着きたくて仕方がなかった
だってさなの驚く顔が見たかったから
告白と同時に
俺はもう一つさなにサプライズを用意していた
それは苦労して見つけた黄色いバラの花束
さなが昔言ってた
「黄色いバラってね、嫉妬とか別れとかあんま良い意味の花言葉じゃないんだけど・・・
でも探してたら友情って意味もあるんだって。
後もう一つ・・・
でもこれは教えなーい(笑)」
その時はもう一つの意味なんて気にもしてなかった
でも俺は見つけたんだ
さなが言わなかったもう一つの黄色いバラの花言葉
“あなたに恋をする”
さなは続けていった
「いつか翔の誕生日にあげるね」って
思えばこの時から俺達は始まっていたのに
何も気づかず、すれ違って
でもそれも今日で終わりなんだ
焦る気持ちと共に
俺はバイクのスピードを上げた
少し眠いことは当たり前のことだと思っていた
さなも俺もそんなこと不安にさえ感じていなかったし
俺としては早く事務所に着きたくて仕方がなかった
だってさなの驚く顔が見たかったから
告白と同時に
俺はもう一つさなにサプライズを用意していた
それは苦労して見つけた黄色いバラの花束
さなが昔言ってた
「黄色いバラってね、嫉妬とか別れとかあんま良い意味の花言葉じゃないんだけど・・・
でも探してたら友情って意味もあるんだって。
後もう一つ・・・
でもこれは教えなーい(笑)」
その時はもう一つの意味なんて気にもしてなかった
でも俺は見つけたんだ
さなが言わなかったもう一つの黄色いバラの花言葉
“あなたに恋をする”
さなは続けていった
「いつか翔の誕生日にあげるね」って
思えばこの時から俺達は始まっていたのに
何も気づかず、すれ違って
でもそれも今日で終わりなんだ
焦る気持ちと共に
俺はバイクのスピードを上げた