たった一人の親友へ〜another story〜
さなの左薬指に光る指輪


さなは嬉しそうにそれを見せて


俺も笑顔でそれを祝福した


いつからか俺はさなにまで作り笑顔を見せて


本心が言えない日々が続いた




好きだ




その一言


たった一言の重みを知っていく


なぁ


俺はさ、さなが遠くに行ってしまうのが怖くて


自分に壁を作って


自分から離れた


ごめん


謝るばかりの俺を君は許してくれる?
< 41 / 220 >

この作品をシェア

pagetop