たった一人の親友へ〜another story〜
久しぶりに家に帰った日だった
母親は本当に驚いて
引き攣った笑顔で俺を受け入れた
母とは逆に義父はすごく喜んだ表情を俺に見せ
その日は酒も入ったせいか終始ご機嫌なようだった
俺もその雰囲気に合わせ
適当に笑顔を作り
適当に話題をふった
自分の部屋に戻ってふと携帯をリビングに置き忘れたことに気づく
階段を下がりリビングへ向かうと、そこには見たくもない光景が広がっていたんだ
母と義父が抱き合い
キスをしていた
「ちょっと。翔がいるんだから」
かすかに聞こえた母の声
「あんなやつほっとけ」
はっきり聞こえた義父の声
ただただ
心臓がえぐられたような感情が胸に広がっていた
俺は呆然としながら
壊れたロボットのように
二人の姿を見ているだけだった
母親は本当に驚いて
引き攣った笑顔で俺を受け入れた
母とは逆に義父はすごく喜んだ表情を俺に見せ
その日は酒も入ったせいか終始ご機嫌なようだった
俺もその雰囲気に合わせ
適当に笑顔を作り
適当に話題をふった
自分の部屋に戻ってふと携帯をリビングに置き忘れたことに気づく
階段を下がりリビングへ向かうと、そこには見たくもない光景が広がっていたんだ
母と義父が抱き合い
キスをしていた
「ちょっと。翔がいるんだから」
かすかに聞こえた母の声
「あんなやつほっとけ」
はっきり聞こえた義父の声
ただただ
心臓がえぐられたような感情が胸に広がっていた
俺は呆然としながら
壊れたロボットのように
二人の姿を見ているだけだった