たった一人の親友へ〜another story〜
ふざけて冗談なんか言うと


うるさい、の一言でしめられて


しまいには大分ひどいことまで言われた


それでも諦めなかったのは、彼女は何かを隠してると思ったから


だって分かるんだ


嘘をついてる目って


俺と同じ目をしてるから


小さい頃新しい父親に言われた


“翔くん。今君は幸せかい?”


あの日


俺はうん。と笑顔で答えた


嘘と笑顔の作り方を知った日
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