たった一人の親友へ〜another story〜
さなは毎日笑ってた


彼女は女子のリーダー的存在だったし


オーラがすごかったし


さなに冗談言うやつなんて俺くらい


さなの噂は当然他学年にも広まって


もちろん先輩たちからは目をつけられていた


それでもさなは毎日平気そうな顔をして笑ってた


でもさ


俺は感じてたよ


さなのどこかにある怖いっていう気持ち


放課後一人で泣いてるさなを見た日から


俺は更に彼女から目が離せなくなってた
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