俺の姫様



悪魔が去って、俺の周りに女が誰一人いなくなった。また新たに他の女が来る前に、ここから離れて庭にでも出よう。



今日はきっと、星がキレイに見えるだろう…。


ここはわりと都心から離れてるし、自然も多いからな♪



「ここ、天の川見れっかな?」


俺は星が好きだ。

広い広い宇宙で、太陽の光を浴びて光る、星達が…。



大学では宇宙工学を勉強したいって本心では思ってるけど、会社を継がなきゃいけねーから経済学部に行くことになるだろう――。





現実って、
結構残酷だよな…。






< 14 / 100 >

この作品をシェア

pagetop