俺の姫様



そんなことを考えているうちに、外に出ていて、そこには上を見上げている女がいた。



「チッ、先客かよ…。」


そう舌打ちして、その女をよく見てみると、そいつはとても楽しそうに、笑顔で星を見ていた。


俺にはそいつが星の様に輝いて見えたんだ…。

女がそんな風に見えたことが無いから、若干戸惑ってしまう。



『東京でも星ってこんなに見れるんだ…。』



そいつがふと呟いた言葉に、俺は無意識に答えていた。



「そうですよ。ご存知ありませんでしたか?」


…と。





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