俺の姫様
「何見てんの?」
心の中で思ってたことは閉まって、何事も無かった様に話しかける。
『ん?街。世界ってさ、広いようで狭いよな〜って思って。』
あの天然で、能天気な感じじゃなくて、しっかりしたところもあるんだな。
…なんて、失礼なことを思ってしまった。
お嬢様だもんな。英才教育くらい受けてきたんだろうし、頭は良さそう。
それに、姫梨の言っていることは共感できる。
そんなことを思っていると、姫梨の弾丸トークが始まった。