俺の姫様
夕日をあびながら2人並んで歩く道は、いつもより輝いて見えた。姫梨パワーって凄いな。
並んだ影の距離が、いつかもっと近くなることを願いながら、俺は日曜日の話を切り出した。
待ち合わせ場所は駅前、時間は2時になった。
姫梨はずっと『どうしよ〜?クレープも美味しいし、アイスもいいなぁ〜。…あ!パフェも食べたいっ!!』と、スイーツの名前をこれでもかってくらいに言いまくっている。
そんなに食べるのが好きなのに、なんで細いのかが不思議でならない。
…まぁ、姫梨が笑ってるから、いいんだけどさ。
ちょっとは、元気出たかな?