『先生‥?』



きっと、入学式もポツンと立って
ただ先生の言葉をボーッと
聞いていただけだったんじゃない
かな‥と私は思っていた。



「凛子ッ」

「んッ??」

肩をポンポンと叩かれ
後ろを振り返ると、もう荷物を
まとめてカバンを肩に掛けている
枝梨奈の姿が。


「また明日ね、 バイバイ♪」

「うん! また明日~」


私は手を振りながら、枝梨奈に
バイバイをした。




< 29 / 64 >

この作品をシェア

pagetop