『先生‥?』
*-歩と2人。



「‥さ! 歩、レッツゴー!☆」

空に拳を突き上げて、
私は言った。

「‥‥」

あれ‥? また聞こえなかった?

さすがにそんなはずはー‥

「‥凛子」

口を開こうとしたら、
歩が喋りだした。

(聞こえてんじゃん‥。)

「何?」

「やっぱ、降りて?」

「‥‥いいけど‥」

歩、急にどうしたんだろ‥。


歩は私の返事を聞くと、
わざわざしゃがんでくれた。



< 40 / 64 >

この作品をシェア

pagetop