あいつの青春

「何時でもいいよ。
ヒロはいつヒマ―…」

「何時でも暇さ!」


俺は親指を立てて翔汰の顔の前にだした。


「言うと思ったよ…
ヒロはいつ誘ってもOKだからなぁ…」

翔汰が呆れたように笑う

「当たり前だろぉ!
本当に暇なんだから。」


「じゃ6時からは?」

「翔汰くん!
今、何時かな?」


「何時って―…
5時37―…
あっ、今38分になった!」

「家までまだもうちょっとあるし、
着替えさせないきですか君は。」


「いいだろ、制服のまんまで、めんどくさい。」

「俺たち華の男子中学生だぞ?
オシャレもしないで外に出歩くなんて―…」


と、俺がワザとナルシっぽく喋っていると…


「男同士で遊ぶのに
華もくそもあるか馬鹿ヒロ。」



「馬鹿はないわ、
翔汰くん!ヒドーイ!
あたし貴方のこと想って言ってるのよぉ?」



「お前のオカマキャラ
冗談抜きで気持ち悪いから止めろ。

その口縫うぞ。」


「アッハハッ!
翔汰のそーゆーの冗談に聞こえないぞー?♪」






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