あいつの青春

「あら、
ショウタくんもいらっしゃい
そんな事ないよ、
ヒロくんにもいいところいっぱいあるからね。」

「おばあちゃん大好き♪もっと誉めてー★」


「ヒロくんのいいところはねぇ…
えっとねぇ…

うーん…」


「結局ないんかいっ★」

ブッと翔汰が吹き出してるのが横目に見えた。



「ありすぎてパッと出てこないだけだよっ…?」

おばあちゃんが
申しわけなさそうに俺の顔を見た。


「おばあちゃん気にしなくて良いよ。
ヒロにはこのくらいが丁度良いんだから…

セブンスターの20ね。」

ちょっとヘコんでる隙に翔汰がおばあちゃんにタバコを売ってもらっていた。


「翔汰ぬけがけっ!」

「ヒロ、それ使い方違うから。」


「えっ、そーなの?

おばあちゃん俺マルボロ!」


「はいはい、
2人ともいつもそんなにキツいの吸って…

大丈夫なの?
まだ中学二年生で青春真っ只中でしょ?」








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