あいつの青春
「あいつ等からは聞かされてないけど…
血液型。」
「血液型…?」
「そ、一致しないの。
自分たちの血液型を俺に嘘ついてたんだ。」
「それってどーゆう…」
「A型とAB型って聞かされてたけど、本当はO型なのねあいつ等2人。
で、俺の血液型はAB型」
俺は洸さんの肩を
ポンポンと叩いた。
「O型とO型の間にAB型はうーまーれないっ!
ってこと♪」
「そんな…」
「いんだよ!
あんなヒトデナシたちの実の息子じゃないって
分かったとき
めっちゃ嬉しかったんだから♪」
そう、俺が明るく言っても洸さんは不安げなまま俺を見つめる。