あいつの青春
「んっ―…寒い…」
洸さんと話して、寝て。
起きたら丁度、朝の7時だった。
まぁ、やっぱり翔汰は俺の腕に顔を埋めてる。
「翔汰…起きろ…
学校…。」
俺は寝ぼけながらも翔汰を起こす。
「うっせぇ、黙れ馬鹿…
今日休むって言っといて誰かに。」
翔汰は低血圧だから
朝に弱い。
やれやれですな…
「起きないんなら…」
スススー…
「んにゃ!!!?」
わき腹を指でなぞると
猫みたいな声をあげて、翔汰は飛び起きた。