暴れる帝姫
「黄桜~ ちゃんとこいよな」

そういってたちさった聖龍

彼は気づいてきるのかしら

あなたと話してるから

馬鹿なパンダどもがこっちを、

にらんでるのよ

めんどくさい

立ち上がって行こうと思ったけど、

パンダどもが目の前に立ちはだかった。

「なにかようかしら」

リーダーらしきやつが

「あんたさあ、調子乗ってない?」

「優しくされているからって、いいきになるんじゃないわよ」

ばっかみたい相手にするのも、めんどくさいわ

さっさと教室をでよう

「あっ、こら逃げんな!」

そのとき 

「はあ はあ うぅ」

突然心臓が苦しみだした 

こんな時に発作がおきるなんて

最悪ね

「なに、こいつやばくない?」

「こわくて、うずくまってるんじゃない ざまあ」

だまれ パンダが! 言い返したいけど、そんな余裕がない

そんな時 教室の扉があいた

っつ 相手はびっくりしてるみたいだった

そりゃあそうだろう パンダどもに囲まれているところに1人に女が苦しそうにしゃがみこんでいるのだから

「お、鳳君!」

「なにをしてるんだい?」

戸惑いながら聞いていた

「えっとう、そこの女が調子が悪いみたいだからどうしようっていってたとこだよ」

うっわキモッ どこからそんな甘ったるい声が出るのよ!

「そっか、じゃあキミたちは帰って、あとは僕が何とかするよ」

「えっ、じゃあね 鳳君 バイバ~イ」

会話ができてうれしいのか、

パンダどもは、帰っていった

「うぁ、くっ」

「大丈夫か?」

心配そうに優しく身体を支えてくれてる

私は、体重を彼に支えてもらいながら立ち上がった

そして、かばんから緊急時の薬を取り出した

これは、副作用が強く一定の時間しかもたないが

しかたなかった


















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