暴れる帝姫
「ああん 俺様に勝負を挑むのか」

「ええ そうよ」

周りから笑いがおこる

部員数は分からないが、レギュラー8人、マネージャー2人ってとこかしら

「あのなぁ お嬢さん。こいつは全国行くテニス部の部長やで」

めずらしい 関西弁の人がいるわ

「しっているわ それぐらい。でも、彼は私に勝てないわ」

今度は周りが息を呑んだ

「憶えているかといったな、昔俺様にでも勝ったのか」

「ええ 全勝だったわよ」

「そこまでゆうなら、試合したらどうですか?」

キノコ頭のやつが話しかけてきた

「楽しくなりそ~う♪」

「そうだぜ跡部 こんなやつ叩きのめしてやれ!」

今度は赤髪の馬鹿か

「聞こえてんぞ」

「あら、ごめんなさい」

すぐ熱くなる男 つぶしやすそうね

「おいおい大丈夫なのか 紫苑」

心配そうな亮

「大丈夫よ 1セットもとらせないわ」

「なにが大丈夫ですか さっきあんなことになっていたところに」

「長太郎余計なことはいわなくていいわ」

どうにも引き下がらない長太郎

「あなたは、自分の命をもっと大切にしてください」

「あんなのたまたまよ」


「きりがないわ 試合するのしないの 跡部 景吾」

あれから話してなかった跡部は

「いいぜ。俺様が負けるわけないからな」

想い出させてあげる そして、後悔させてあげるわ

「亮ラケット貸してくれない?」

「ああ、気をつけろよ」

ふっ、ありがとね 亮


さあ、ゲームの始まりよ


あなたは私に勝てるかしら
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