ガラスのタンポポ#虹
「はじめまして。作業療法士の松下です」
「あ、オレ、花音の友達で天宮といいます。よろくしお願いします」
「花音ちゃん、やっとリハビリする気になったみたいだね?」
「はいっ。今日からちゃんと訓練します」
「うん。ただね、焦っちゃいけないよ?今日はまず、固まった筋肉をほぐすマッサージだけで、立ったり歩いたりは、もう少し待とう。無理するとケガの原因にもなるからね?」
「はい」
松下先生は花音を抱えてベッドに移すと、両足膝下のすねや、ふくらはぎのマッサージを丁寧にやってくれた。
「自宅で自分でやってごらん」
と、言われると、花音は真剣に耳を傾け、やる気を見せた。
小一時間の訓練を終えると、ただ白かった花音の足に血が通ったのか、ほんのりと赤みを帯びた。
「松下先生、ありがとうございました」
礼を言って別れると、センターのロビーで休憩兼花音の母親待ちで、花音が缶コーヒーをおごってくれた。
「あ、オレ、花音の友達で天宮といいます。よろくしお願いします」
「花音ちゃん、やっとリハビリする気になったみたいだね?」
「はいっ。今日からちゃんと訓練します」
「うん。ただね、焦っちゃいけないよ?今日はまず、固まった筋肉をほぐすマッサージだけで、立ったり歩いたりは、もう少し待とう。無理するとケガの原因にもなるからね?」
「はい」
松下先生は花音を抱えてベッドに移すと、両足膝下のすねや、ふくらはぎのマッサージを丁寧にやってくれた。
「自宅で自分でやってごらん」
と、言われると、花音は真剣に耳を傾け、やる気を見せた。
小一時間の訓練を終えると、ただ白かった花音の足に血が通ったのか、ほんのりと赤みを帯びた。
「松下先生、ありがとうございました」
礼を言って別れると、センターのロビーで休憩兼花音の母親待ちで、花音が缶コーヒーをおごってくれた。