“愛してる”と伝えたくて【完】

「えっ、…う、そっ」

嫌だ。

怖いよ。

私は、また傷つかないといけないの…?

♪♪〜♪♪♪♪

私の携帯が鳴った。


メールだ。

絋磨からだ…。

『放課後、資料室にこい』

また、されるのかな?

放課後になり、咲季には先に帰っていてと伝えた。

資料室に行くと、絋磨がいた。

「お前、別れたか?」

絋磨は私の事をいつも”お前“と呼んでいた。

「別れたよ…。だから、友達には何もしないで!」


傷つくのは、私だけでいいから…。


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