“愛してる”と伝えたくて【完】


咲季…どこに行っちゃったんだろう。

私、今、1人でいたいし…もう帰ろ。

咲季には、後でメールしとこっ。


私が帰ろうとした時、誰かが目の前にいた。

背が高いから上を向かないと分からない。

上を向くと、

「…風心」

がいた。


「一緒に屋上に来てくれないかな?」

私はもう関係無い。

けど、何の話かという好奇心には勝てなかった。

「分かった」


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