“愛してる”と伝えたくて【完】

――悠心 Side――


…くそっ。

結理亜っ、どこにいんだよ。

咲季ちゃんと離れて大分時間が経ったと思う。



「はあ、はあ…」


キィーーーッ。

車がブレーキを踏んだ音が聞こえた。


ん?何だ?

音のした方向を見ると、人たくさん集まって何かを見ている様だ。

俺も、そこに行ってみる事にした。


「…っ!!!!」


そこには、携帯を握りしめ道路で横になっている結理亜がいた。




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