“愛してる”と伝えたくて【完】

「…結理亜、しらないの?」

えっ?何?知ってて当然みたいな…。

「王子って言うのは…」

「キャーーーーー!!!」
うるさっ!耳が痛くなる…。

「あっ、そうそう、王子って言うのは…2人いて、まぁ、双子なんだよね。お兄ちゃんの名前が神代風心(かみしろ ふうしん)で弟君は神代悠心(かみしろ ゆうしん)だよ。」

へぇ、そうなんだぁ。

「結理亜、わかった?」

「うん。」

双子かぁ。

「あっあの人だよ。右がお兄ちゃんで、左が弟君。」
2人ともかっこいい…

お兄ちゃんの方は優しそー
だってうるさい女の子達にも笑顔だし…

しかも、真面目そー

髪だって黒でサラサラそうなんだよ!?

いいなぁ!

弟君は…怖っ!

金髪だし…

しかも、睨んでる!

えっ?私?

えっ?私なにかした?
< 2 / 203 >

この作品をシェア

pagetop