薬指のマニキュア
さっきより顔を赤くして怒鳴った


だって図星だったから



洋治「分かった!母ちゃんに言っとくよ だから来なよ☆」


って歯を見せて、目尻を下げて言ってくれた


嬉しかった


ドキドキした



洋治「じゃあ俺は部屋に戻るよ!風邪引いたら、俺ヤバいから」



右手を軽く挙げて部屋に入ってしまった


洋治が入って行ってしまったドアを見つめながら
私の中で「一緒に居たい」っと思う自分が居た



洋治が話しやすい性格だから
私も心を開いてた…






数日後、学校から帰る途中に洋治のお母さんを見つけた


私は走って後を追った



静夏「はぁ、はぁ…。こんにちは!」


私は鼻の穴を広げて笑いながら挨拶をした



母(洋)「あら、今帰り?」


息切れする私に笑って答えた



静夏「この前はすみませんでした。」


歩きながら頭を下げた


母(洋)「この前…?」


思い出す洋治のお母さんを見て

静夏「うちの母親にも怒っておきましたから!」


っと強く言う私にニッコリ微笑みながら


母(洋)「あ〜ぁ。あれね!いいのよ。
エイズなんて日常生活で感染したりしないんだけど、みんなは詳しい知識がないんだもの」

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