薬指のマニキュア
そして洋治は私を部屋まで案内してくれた


そこはさっき洋治が出て来た部屋だった



静夏「意外とキレイじゃん!」



洋治「当たり前じゃん!俺の部屋だぞ」



と威張って言う



静夏「男の子の部屋って、もっと散らかってるもんだと思ってた」



洋治「そうだな!周りの男の子わな!
でも、俺は母ちゃんっていうお手伝いが居るからな☆」



静夏「最低!!
1日家に居るんでしょ!?だったら自分で掃除ぐらいしなさいよ」


っと怒った


そうしたら申し訳なさそうに



洋治「ホコリが体に良くないんだ…。」



静夏「それって言い訳なんでしょ?」



と呆れて言うと


洋治「すみません…。」


と小さく謝った

そんな洋治を見て笑った



外からは綺麗な太陽の光が差し込んでいる

私はベランダの方に歩いて行き


静夏「ねぇ?ベランダに出ていい?」


洋治「いいけど、静夏の部屋のベランダと一緒だぞ?」


私は部屋のベランダのドアを開け

スリッパを脱ぎ、裸足でベランダに出た


外に出ると、びっくりした。
自分の部屋から見る景色とこんなにも違うのかと思い知らされた


静夏「全然、違う世界に来たみたい…」


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