薬指のマニキュア
このクラスのみんなは
友達でも円が言った様な行動を取るのか…?



私はひじを机について


あの洋治と登った丘を見つめた


静夏「洋治…、お薬ちゃんと飲んだかなぁ?」



いつの間にか、何でもない日まで洋治の事を思ってしまう自分が居た



静夏「私って、洋治の事が好きなねかなぁ…?」



一人でそんな事を呟いても
何となく洋治と一緒に話したり笑ったりする事が大好きだった


居心地が良かった



学校から帰って家のチャイムを鳴らす


そこは洋治の家


ピンポーン♪


母(洋)「あら静夏ちゃん!
どうかした…?」



静夏「急に来てすみません。」



母(洋)「家は来て貰った方が楽しくて嬉しいわ!
さっ、上がってちょうだい☆」


洋治「誰か来たの?」



静夏「よっ☆!!」



私は左手をポンっと挙げた

そんな私を見てビックリした様子で



洋治「おぉッ!!どうしたんだよ!」



静夏「急に来ちゃ悪い?」



洋治「悪くねぇーけど、こんな時間に来るの初めてじゃん」


静夏「だね!!」



洋治の言う通り、学校が終わった後の時間に来るのは初めてだった



母(洋)「静夏ちゃん?夕食食べて行く?」



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