薬指のマニキュア
私は顔を赤くして睨み付ける



洋治「だから見てねぇーって!」


洋治も耳を赤くして答える



静夏「洋治…?」



洋治「んぁ?」



静夏「私……私ね?」



洋治「何だよ。どうした?」


私の様子に気がついた洋治は
近づいて来て顔を見つめる



静夏「そんなに近寄らないでよ////大した事じゃないから!」



洋治「大した事じゃなかったから早く言えよ!」



静夏「ただ、洋治と一緒に居たいなって思っただけ///!!」



洋治「えっ…?それって…」



静夏「私は洋治が好きって事///!!!
ただそれだけ///」



っと洋治に背を向けた


でも5秒経っても、10秒経っても洋治からの返事がない


私も笑顔から段々
真顔になって、強張っていく



何なのよ。

洋治はどんな表情してるの?

何で何も言ってくれないの?

ダメなら逆に笑って何か言ってよ……


私が無理やり笑顔で振り返ると

洋治から出た言葉は


洋治「考えさせて…」


だった。


洋治は笑ってなかった…

私の胸がズキンっと痛くなった

学校で想像した夕食とは違い

その日は楽しい夕食になると思ってた私がバカだった


無言な食事となった
.
< 30 / 31 >

この作品をシェア

pagetop