薬指のマニキュア
その後、家に帰りベランダに出た


洋治は…居なかった



静夏「居るわけないかっ…」


と、誰にもみられてないのに

強がって笑ってみせた



それから3日経っても、5日経っても洋治はベランダには来なかった



静夏「嫌われちゃったのかなぁ…?」



今日も一人でタバコを吸う


洋治と出逢う前の様に一人で…


静夏「タバコ、止めようかなぁ…」



その時、何気に隣のベランダを見ると



静夏「洋治…!」



部屋に入ろうとする洋治がそこに居た

私はタバコを足元に落としてしまった


でもそんな事より



静夏「待ってッッ!!」


私の声に立ち止まる洋治



静夏「何で無視するの?
私…本気で洋治が好きだから、でもそんなに迷惑だった?
ハッキリ言って貰った方が…」


洋治「迷惑なんか…」


洋治はボソッと言う


静夏「だったら、ちゃんと返事聞かせてよ…。
私と付き合って欲しい…」



少し震える声で
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