薬指のマニキュア
腹が立った!!


静夏「病気なのは隣の息子でしょ!!
おばちゃんと話してもいいじゃん!
しかも話したって挨拶だけだし」



口を大きく開け怒鳴りつけた
そして私は自分の母親に対して睨みつけ部屋に向かう


母(静)「静夏ッッ待ちなさい!」


私の腕を再び掴もうと手を伸ばした
でもそれをギリギリによけ
部屋に入った



ドアの向こう側で何か言ってる


静夏「うるさい!あっち行ける!」


私はドアに向かって枕を投げお母さんに怒鳴った


すると



母(静)「お父さんが帰って来たら言いつけてやるんだから!
全く……」



あの時、何であんなにキレたんだろう…

牧村家に対する同情…?

いや違う!


罪悪感もあったけど、強く思ったのは
あんな事を言う親に育てられ、沢山の事を教わってたから
ムカついたんだ…



その日の夜
私はお父さんに怒られた


何で怒られたか理解出来ないまま、私はイライラしながら自分の部屋に戻り
一番上の引き出しからタバコを取り出しベランダに出た


そのタバコに火を点け


静夏「何なのよ!何で私が怒られなきゃいけないのよ!」



タバコのニコチンを肺に入れ、再び外に出す



.
< 6 / 31 >

この作品をシェア

pagetop