薬指のマニキュア
静夏「あ〜ぁ。思い出した!確か‥洋治だっけ?」



その時は今思い出したみたいにいったけど、もちろん忘れてなかった



牧村洋治…。


一回聞いただけなのに、直ぐに覚えちゃってた

でもあの時は恥ずかしくて洋治を【あんた】って言ってしまってた…



洋治「俺はちゃんと【静夏】って覚えてるのに!」


洋治はほっぺを膨らませ言った
そんな洋治を見て


静夏「だから謝ってんじゃん!」
っと笑いながら言った


それが気にくわなかったのか


洋治「じゃあ今度【あんた】って読んだら、静夏の親にタバコの事バラしてやる(笑)」



と、条件を出して来た



静夏「それだけは勘弁ッッ!
分かったから、私が悪かったから!」



私の言葉に勝ち誇った洋治の顔

今でも忘れない



静夏「ねっ?今度さぁ〜、あの‥そのぉ…、洋治の家に遊びにいってもいい?」



洋治「いいんだけど、そんなに【洋治】って呼ぶの嫌?
ぎこちないけど」


苦笑いする洋治に目を泳がせながら



静夏「だって恥ずかしいんだもん///」



って言うと洋治は笑いながら



洋治「アハハハ♪ウケる!照れてやんのッッ!」



静夏「う、うるさいッッ!」


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