わがまま
第1章~唯side~

今日もランドセルを背負って、玄関を出る。

すぐ側で待っていた、

「唯~っ!おはよーう♪」

あたしの名前を呼ぶ、あたしの大切な友達。

「秋っ!おはよう♪」

あたしは秋に駆け寄る。

「うん~♪あっ!唯の服可愛い~!!」

「そうかな!?ありがとう!秋もおにゅーじゃないですかー!」

確かに昨日買ったばかりのワンピースなのです!

けど秋だっておにゅーだし可愛い!


「そんなあ~♪お世辞でもうれしいざますぅ!」

おほほ♪って手振りをする秋さん。
どこの奥様ですか。

いっつもこんなかんじのノリで登校、下校。

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