チビ*ラブ


そのまま、
余裕に放ったボールは
ゴールの中に収まった。


これで同点。


「志乃っ……」


私は両手を合わせて
ただただ祈り続けた…。


――――お願い。

勝って……志乃!!!



その後、2人は
点を入れられないまま
数分が経った。


志乃も木山も
ディフェンスが厳しい。

なかなかシュートを
打たせないし、狙わせない。



しかし、
そんな均衡を破ったのは
志乃だった。



スリーポイントラインより
少し離れた位置から
シュートを打ったのだ。





< 38 / 73 >

この作品をシェア

pagetop