悲しき 極道
「ガッシャーン!!…」
デカい音がした。
誰かが宙に浮いた。
スローモーションのよぉに、
一回転しながら
崖ギリギリの所で
足から着地しよった!!
良かった…
後少し外なら、
転落して命はない。
ワシは急いで現場に行った。
ゲンは車を避けて、
ミゾにハマっとる。
運転手は焦ってもて、
車から降りてきよらん…
「コラーッ!!
ワレ、
どこ見て走っとんじゃ!!
降りてこいー
コラーッ!!」
高山とノブは、
運転手を引きずり出して
ドツきよった。
ゲンもミゾから出てきて
ドツいとる。
大丈夫みたいや。