君が僕を呼ぶのなら


『もう少し…』


あと、もう少しってところ


『はぅ………取れない』


今日はいつもより高いところにあって椅子に登っても届かない


はぁ…



「とってあげようか?」


突然声が聞こえた


あたしの前にたってたのは同じクラスの武史くん


『ありがとう』

「いえ、」


いつも男子たちに悪口を言われてて、
すごーく恐がりな男の子


それでも、
助けを呼べば来てくれる

かっこいいこ。



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