キス、しちまいました
最近のお好みは午後ティー。
手に取ったのは赤の紅茶。
…けど、ちらりと見てしまうのは黄色の紅茶。
んー、どっちにしよう。
情熱的、そして包み込むようなストレート。
後味爽やか、ほろく甘いレモンの味、イエローティー。
…咄嗟に作ってみたけど、センスないなぁ。
…そうだなぁ、今日はレモンティーにしよう。
持っていた赤の紅茶を戻して、黄色のレモンティーを手に取る。
…そうだ。
お菓子買っていこう。
皆喜ぶだろうなぁ。
友達のお菓子を頬張るのを想像して、何となく顔が綻びる。
「佐倉、まだ決めてないの?」
「ん、あぁ。俺あずきバーにするわ」
…あ、私もそれ好き。
あの少年もあずきバー好きなのか。
美味しいよね、あれ。
気がついたら、お菓子売り場で袋を手にとってどれがいいか思案していた。
さっきの男子達の会話は歩きながら聞いていたらしい。
無意識恐るべし。
つぃ、と顔をあげたらあの少年と目が合った。
「…。」
何となく恥ずかしくなって目を逸らす。
…あ、新しいお菓子出てる。
手に取ったのは赤の紅茶。
…けど、ちらりと見てしまうのは黄色の紅茶。
んー、どっちにしよう。
情熱的、そして包み込むようなストレート。
後味爽やか、ほろく甘いレモンの味、イエローティー。
…咄嗟に作ってみたけど、センスないなぁ。
…そうだなぁ、今日はレモンティーにしよう。
持っていた赤の紅茶を戻して、黄色のレモンティーを手に取る。
…そうだ。
お菓子買っていこう。
皆喜ぶだろうなぁ。
友達のお菓子を頬張るのを想像して、何となく顔が綻びる。
「佐倉、まだ決めてないの?」
「ん、あぁ。俺あずきバーにするわ」
…あ、私もそれ好き。
あの少年もあずきバー好きなのか。
美味しいよね、あれ。
気がついたら、お菓子売り場で袋を手にとってどれがいいか思案していた。
さっきの男子達の会話は歩きながら聞いていたらしい。
無意識恐るべし。
つぃ、と顔をあげたらあの少年と目が合った。
「…。」
何となく恥ずかしくなって目を逸らす。
…あ、新しいお菓子出てる。