ペットノヲジカン。
ペットノテンシ。
「私、葵君のこと好きなの・・・・えっと、前に手をつながれてからずっとドキドキしてて・・・」
2ヶ月前。
私、雪村のえるは告白シーンを目の前で目撃してしまった。
別に見ようと思ったわけじゃないよ?
その・・・偶然であって・・・。
「ごめん。俺、君の事そうゆう目で見てなかったから・・・友達のままでいいかな?」
学年の王子様、森里葵はそう振る。
うわー・・・けっこーキツい振り方。
ほら、女の子今にも泣きそうな顔しちゃって。
「そ、そう・・・じゃあこれからも友達ね・・・」
女の子はダダッ!っと駆け出して、体育館裏から消えていった。
その時、森里君が私に気づく。
「あ、雪村さん・・・?」