嫌な女、好きな男

美那と入ったのはお店の近くのカフェで、広さも、ご飯も量も丁度良いし、何より喫煙スペースがきちんと分かれているので居心地が悪くない。

美那はいつものごとくデートらしい。
本当にどの彼なのかは分からないが、私の知らない人というのは間違いない。

美那は素晴らしく綺麗になった。どこから見ても都会的な女性になったし、自由奔放な感じがまた良い。

美那が羨ましい。

心から思った。

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