嫌な女、好きな男
『もしもし真里元気にしてる?』
『うん、今週は会えるんでしょう?』
『真里・・・・ごめんな、仕事今が一番忙しいんだよ。』
『そうだよね、分かってる。電話待ってる。』
『愛してるよ真里。』
『あたしも。じゃあね。』
鳴らない携帯電話も、自分の時間が作れない位忙しい会社もなくなってしまえばいいのに。
そうおもったら何となく面白くなってあたしはクスクス笑った。
あたしが望むものを置いてないあのファッションビルもなくなればいい。