嫌な女、好きな男

お昼はちょうど真里ちゃんと一緒になったので、近くのカフェでランチをする。
『ごめん、高橋さん喫煙席でも平気?』
『はい。彼氏も煙草すうんで慣れちゃいました。』

本当に良い子だ。
よく笑い、すごくおしゃれで、嫌な事はまったく言わない。
まぁ、彼女に限っては悪口を言っても気にならないだろうな。

『やっぱり高橋さん位可愛かったら、彼氏も格好いいんでしょう?』

『えー可愛いなんてっ!ありがとうございます。嬉しいな。私川崎さんがおしゃれだし、落ち着いてて素敵だなって思ってたんです。』

本当に素直な子だし嫌みがない。


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