嫌な女、好きな男
割と店が暇だったし、思ったよりも早く上がれた。
今日は栄恵の店に寄っていこう。
栄恵は、地元が一緒のいわゆる幼なじみで一番信頼している。
『いらっしゃいませ。あ、美那さん。こんにちわ。』
『お久しぶり。今日栄恵・・じゃなくて店長でてる?』
『はい、こちらでおまちください。』
ここ、栄恵が店長として勤めているネイルサロンは割と高級志向のサロンで、他のスタッフも教育が行き届いている。
ハーブティをだしてもらいしばらく待つと、栄恵がきた。
『ちょっーと!ミーナ!連絡してっていってるじゃない。』
『ごめんごめん、でもメールはしたけど。来た方が早くて。』
『あ、そう。じゃぁ休憩とるからちょっと待ってて。』