嫌な女、好きな男
ピピピッ
新着メール
見ると正人からのメールだった。
【美那さんごめん、彼女と会わなきゃいけなくなった。遅くなるけど美那さんの家に行ってもいい?】
正人に彼女がいるのは知っていた。
もちろんあたしは彼女と奪い合う程の情熱はない。
恋愛なんて面倒くさいし、誰にも縛られたくない。
あたしはあたしだから、あたしの思った通りに生きるだけ。
好きな時に好きな男と寝る。それだけで何も問題なんかないはずだ。