氷雨
中里先生があたしを拝みながら謝る。

「えーと………すっかり忘れていたが、転校生だ。はい、自己紹介して。」

「…藍菊明夢です。アメリカから来ました。でも、一応小4まで日本にいたんで、日本語は話せます。よろしくね!」

皆から拍手が起きる。
歓迎ムードのようだ、良かった。

「んー、じゃぁ、藍菊はあの窓際の空いてる席があるだろ?そこだ。」

んーと…あそこね。
あたしが、席に座ると先生の授業が再開された。
授業内容にはついていける。
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