氷雨
授業が終わると、前の席の女の子が話しかけてきた。

「初めまして!私、鈴香(スズカ)。よろしくね!」

鈴香の隣の席の男が話す。

「りん、何話してるの?」

「転入生に自己紹介したの。」

「じゃぁ、俺も!俺は、海斗(カイト)。りんとは幼なじみだ。」

「りん?あ、鈴だからりんなのね。よろしくね!」

鈴香は、茶髪のショートで背が低くて可愛い。
海斗は、黒髪で背は普通だがかっこいい部類にはいる。

「ねぇねぇ、ゆめはピアスしてるけど、なんで片方だけなの?」

海斗があたしをゆめと読んだ。
あだ名をつけるのが好きらしい。
< 14 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop