氷雨
とりあえず、無理矢理地図を頭に叩き込んで、教室に戻ることにした。
後、30分はあるからのんびりお昼が食べられる♪

「あ、明夢!あれが氷雨だよ。」

鈴香が指差す方を見ると、カラフル集団がいた。
赤や青、ピンクまでいる。
6人の集団だ。
その塊は私たちのクラスに入るところだった。

「うわぁ、きっと深鬼の荷物とりにきたんだ。今から早退か?」

「へー…っ!ゆーちゃん!」

「え?遊夜くんがいるの?どれ?」

「あの、金髪の子!なんで、あんなところに…まさか、まだいじめられてるの!?」

「金髪!?って、おいっ!ゆめ!」

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